読み方
「全国の1.2倍」とは
その地域の男女別・5歳ごとの人口に、全国の同じ年の死亡率を当てはめると、「全国と同じ起こりやすさなら何人亡くなるはずか」(期待死亡数)が出ます。実際に亡くなった人をこれで割った値です。専門の言葉では標準化死亡比(SMR)と呼び、100倍した値(全国=100)で書かれることが多いです。1倍より上なら全国より起こりやすく、下なら起こりにくい。お年寄りの多さの違いは、この計算でならされています。
幅と色
亡くなる人の数は、同じ起こりやすさでも年によって偶然に揺れます。人口の少ない町ほど揺れは大きく、たまたま数人多いだけで2倍にも半分にもなります。そこで、揺れを見込んだ95%の幅(信頼区間)を出し、幅の全体が1倍より上なら「高い」、全体が下なら「低い」として色を付けました。幅が1倍をまたぐ所は灰色です。
- 灰色は「全国と同じ」という意味ではありません。差があっても、人数が少なくて見分けられない所が入っています。一覧の幅の長さを見てください。
- 偶然だけでも色は付きます。本当はどこも全国と同じでも、72地域のうち3〜4地域には色が付く計算です。1つの死因で1〜2か所だけ色が付いているときは、特に慎重に。
- 人口の多い区は幅が狭いので、1.05倍のような小さな差でも色が付きます。色の有無と、差の大きさ(倍率)は別に見てください。
数え方で動くもの
- 住所で数えます。亡くなった場所ではなく、住民票のある市町村の数です。病院や老人ホームに住民票を移した人は、その施設のある町で数えられます。大きな施設のある町は高く出ることがあります。
- 老衰・肺炎・心臓の病気は、死亡診断書の書き方の違いを受けます。同じような亡くなり方でも、「老衰」と書くか「肺炎」や「心不全」と書くかは医師や地域でかなり違います。福岡県は全国より老衰が少なく、肺炎が多い傾向があります。
- ここの「肺炎」には、飲み込みの失敗から起こる誤嚥性肺炎は入っていません(2017年から別の分類)。
- 2020〜2024年には、新型コロナウイルス感染症の流行の年が入っています。
- 数は、町の暮らしや医療の良し悪しを直接表すものではありません。年齢以外の違い(仕事、所得、たばこ、検診を受ける人の多さ、診断のしかた)が重なって出ています。
つらい気持ちを話せる窓口 こころの健康相談統一ダイヤル
0570-064-556(お住まいの都道府県の窓口につながります。受け付ける曜日・時間は都道府県によって違います)。電話やSNSの窓口の一覧は、厚生労働省「
まもろうよ こころ」にあります。